東洋医学は古代中国で誕生し、7世紀頃日本に伝わってきました。投薬や手術などで体の外側からアプローチする西洋医学とは違い、東洋医学では鍼灸や漢方薬を用いて、体の内側から治療します。
病気や怪我には原因があります。その原因を取り除かなくては根本的な部分を治すことはできず、病気や怪我の再発に繋がることも考えられます。東洋医学では、まずは原因を突き止めてから治療法を検討します。
東洋医学を治療法に取り入れる病院やクリニックも多くみられるようになるため、医療従事者は鍼灸や漢方薬が患者の病や怪我の治療にどのような効果をもたらすのかを学んでおくことが大切です。
東洋医学の特徴は、抵抗力を身につけることで病気を未然に防ぐことです。免疫力が低下するのは、五臓六腑の機能がバランスを崩れたことが原因にあると考えられています。東洋医学で用いる鍼灸や漢方薬は、乱れた五臓六腑の機能を整えて免疫力をアップさせていきます。免疫力を上げることにより、病や怪我を未然に防ぎ改善へ導くことができるのです。
そして東洋医学は、西洋医学よりも長期的な治療を必要とするのが特徴的です。また、東洋医学の治療法は体に負担がかからないことも特徴です。的確なツボを刺激したり、副作用が少ない天然由来の素材を使用することで、体に優しい治療をおこなうことができるのです。
副作用が少ない東洋医学はどんどん注目を集めています。健康な身体を保つためには、どのような医療方法があるのかを知っておくことが大切です。今回、言及した東洋医学の知識については、《東洋医学と西洋医学の素敵な関係》の中にも詳しく書かれていたため、気になった方は併せて読まれるといいでしょう。